本記事は公務員試験のために浪人をすること、同じく予備校に通う選択をしてしまう人物に対して啓発する内容です。
将来を見据えて浪人や予備校に通う選択は本当に効率的なのでしょうか。
その選択により無駄な時間や費用を掛けている可能性があります。
搾取されないためにも本記事の講読を勧めます。

予備校?就職浪人?どうしようかな。。。
就職浪人はニートのはじまりです。
志望する官公庁から内定が出てないことを理由に浪人したり予備校に通いたくなる気持ちは理解できますが、それよりも大切なことがあります。
それは就職活動です。
就職浪人を勧められない理由
・公務員浪人する必要がない理由
そもそも、なぜ浪人をするのでしょうか?
それは一言に尽きます。
合格したいからです。
では合格するためには「何」をすればよいのでしょうか?
大きく分類して二つの手段があります。
①教養試験の勉強(一次試験対策) ②採用面接の対策(二次試験対策)
これらの勉強や対策を実施するために予備校や浪人を選択するのです。
ですが、これらの選択は経済的・時間的な損失を伴う愚かな行為です。
教養試験の勉強と採用面接の対策に費やす時間を比較してください。
圧倒的に教養試験に費やす勉強時間の方が多いはずです。
そのため、教養試験(一次試験)の難易度が高い国家公務員であれば、生活を犠牲(就職をせずに勉強)しなければ合格できません。
ですから、予備校に通う選択や公務員浪人などの過程から勉強時間を確保することが必要になるのです。
しかし、警察官等の地方公務員の採用試験では教養試験の合格基準は高くありません。
さらに、近年では人物重視する自治体が増えてきました。
これらの理由から「教養試験の勉強」と「面接の対策」では、後者が重要であると言えるのです。
そして、公務員の面接対策には多くの時間を掛ける必要はありません。
ですので、予備校に通う又は浪人するなどの手段を得て対策時間を確保しようとする行為には合理性を感じられません。
そもそも、著者は面接に「対策」という概念が存在することに違和感を覚えます。
とにかく、時間を必要としない面接対策のために一年を無駄にすることは辞めましょう。
面接対策はいつでもできます。
出勤する前、仕事の後、休憩時間、休日、これらの時間で十分に対策が可能です。
警察官を始めとする地方公務員の採用面接の難易度は低いのですから、想定問答で対処ができます。「教わる事」を前提に対策を講じる必要がありません。
このような時間的・経済的な損失を避けるために就職をしましょう。
公務員浪人や予備校は、どちらも「金」が掛かります。就職した学生には給料が発生しています。
本来、給与を得ているはずの人間が浪人や予備校を理由として就職していないのですから、その期間の機会損失は大きいものです。
公務員浪人や予備校に通うことを検討している学生は考え直してください。
・就職することで得られる利点
就職することで得られる利点はこれだけではありません。
就職をすることで得られる様々な経験から、採用試験に向けた志望動機や自己PRに繋げることができます。
公務員の試験は学力テストよりも人物評価の配点が高いです。
就職をせずに浪人をすることで教養試験の点数は上がります。
しかし、就職することで得られる利点(面接や履歴書でのアピール)を排斥してまで、浪人する(教養試験に重きを置く)ことに意味があるとは思えません。
働くということは「意識」「無意識」に関わらず他者とのコミュニケーションを促進します。また、職務に応じたスキルが培われます。
一方、浪人生や予備校生の経験では「何が」得られるのでしょうか。
得られるものはペーパーテストの「くだらない知識」です。
公務員の採用においては、「社会を知らない」(何色にも染まっていない)従順な人物を雇用する傾向が高いことから、知識豊富な有職者が有利であるとは一概には言えません。ですが、大学を卒業してから「1~2年程度」の社会経験では「社会を知る」(何かの色に染まる)ことには該当せず、それによる短所よりも経験やスキル等が評価される利点のほうが大きいのです。
・搾取されないための考え方



これら、簡単な比較ができないと人生の分岐点において不利益を被ります。
公務員を目指す比較的学力が高い人物に限って非効率な選択をするので不思議です。
さらに、そのような「非効率な選択」をしてしまう頭が悪い人物をカモに商売をしている人々から搾取されてしまうことも。
義務教育では「与えられる」課題や問題に対して「受動的」に取り組むことで評価される環境でした。
ですから「受け身」である「マジメ君」は物事に「疑問」を持てず、不利益を感知する能力が疎いことから「利用・搾取」されるのです。
予備校や専門学校の目的は学生を合格させることではありません。
これらの原理を理解しなければ搾取されるだけです。予備校や専門学校に関するトピックは以下の記事で解説しますので参照しましょう。
・就職をすると公務員試験で不利になるのか

「就職した理由はありますか」と聞かれたらどうするの?

「両親を安心させるために」「親孝行するために」このような理由を考えましょう。 回答の最後に「就職したからこそ〇〇(警察官など)として働きたい気持ちが強いのだと気が付いた」などの文言を付け加えましょう。

就職することで不利益にはならないの?

就職した後に公務員を目指すことについて大きなデメリットはありません。前述したように有職者の場合はその期間が短いほどに採用されやすい傾向があります。極端に社会経験が短い場合には採用する上で懐疑的な反応をされる可能性もあります。目安として就職後一年から五年程度は大きなメリットやデメリットもないので、その期間に受験を推奨します。
【就職するメリット】
・仕事から志望動機や自己PRに発展させられる
・経済的に潤う
・リスクヘッジ
・勉強や対策も可能
【浪人するメリット】
・教養試験の点数が上がる
・心理的に落ち着く
【就職するデメリット】
・次年度初の公務員試験の受験は時期的に厳しい
・試験日に仕事を休めるか分からない
【浪人するデメリット】
・結果が伴わない場合のリスク
・経済的損失(機会費用の損失)
・時間の浪費
・面接で不利
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