【警視庁‐警察官採用試験】二次試験の具体的な実施内容‐会場に到着してから終了までスケジュールを徹底解説‐移動や休憩更には書類記入などの情報も網羅します。

警察関係
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本記事は警察官採用試験の二次試験を解説した内容です。

警視庁の警察官採用「二次試験」では、面接、身体検査、適性検査、体力検査、等の項目が実施されます。 ですが、皆さまが知りたい情報とは、事細かなスケジュールだと思います。 そこで、試験開始から試験終了までの日程を、事細かに解説します。

①会場に到着

二次試験の会場は警察学校です。
受付時間の約一時間前から受験生が列を成して並び始めます。
受験会場に到着する時間は遅刻しなければ問題はありません。おおよそ集合時間の「30分前」を目途に会場に行きましょう。
さて、警察学校の正門まで来ました。
ここで「確認」必ず携帯電話の電源を切りカバンにしまいましょう。敷地内(図の「正門」の位置から)では携帯電話の使用が禁じられています。
まず、試験会場に到着したら案内に従い講堂に移動して受付をします。
講堂では体温の計測と受験票の確認を行います。一次試験の合格通知書を試験官に提示できる準備をしておきましょう。
その後、列に並び待機する(図の「並ぶ」の位置)ことになります。椅子はありません。

受験者の列は主に中庭の渡り廊下(図の「並ぶ」の位置)で整理されます。
時間になると順次、試験会場への案内が始まります。廊下や校舎入口に掲示されている用紙に受験生が向かう教室の説明があるので確認しましょう。警察学校に早く到着した受験生から試験会場である校舎(図の「試験会場」の位置)に入ることができます。
試験会場である校舎に入ってからは、試験教室への移動は個人で行います。受験番号ごとに各教室に向かいましょう。

二次試験のスケジュールは受験票(試験結果通知書)に基づき管理されています。
受験者のスケジュールや試験を実施する試験教室は各々異なります。
二次試験では一次試験と同じく各教室(クラス)を一つのグループとして時間割が組まれています。そのため、各試験の実施時刻や順序は各教室によって異なります。

②試験教室に到着

試験教室に到着すると座席に案内されます。
試験教室には担当する試験官がいるので指示に従います。試験教室に入る際に特段「大きな声で挨拶する」等の慣習はないので気楽に入室できる環境です。
試験教室に入室したら黒板に書かれた注意事項や日程等の説明に目を通して自分の試験番号が貼り付けられた座席に座りましょう。
一つの試験教室には三十名から四十名の受験生がいます。同じ教室の受験者が同じ日課で各検査や各試験を受験することになります。
試験教室は主に一人の試験官が担当します。雰囲気は学校の先生と生徒のような感じです。

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座席に座ると机に書類が用意されています。
説明がありますから、その通りに記入します。
作成する書類は大きく分けて二つ。
調査票面接カードです。

面接カードとは、履歴書やエントリーシートみたいなものです。
試験開始前に回収されてしまうので優先的に面接カードを作成しましょう。
面接カードの内容は自分の短所や長所さらに志望理由を簡単に記載する書類です。これらの書類を作成する時間は試験教室に入室してから初めの試験が実施されるまでの間(約30分)です。面接カードの作成は時間内で終わる分量ですので焦らず丁寧に必要事項を記入しましょう。
調査票とは、受験者の学歴や職歴に加えて、親族の住所、連絡先、勤務地、仕事、役職、親族との関係、親族の生年月日、さらには、自身の学校の住所や連絡先、バイトの内容、バイト先の情報、資格、資格の取得年月日や交付期間情報、スポーツ経歴、その所属団体名、このように記入する内容がいっぱいある書類です。試験時間を除いてメモ帳を見ても構いません。
家族の情報や受験者の個人情報を予めメモ帳に記入して持参しましょう。
親族に関する情報は4親等内の親戚まで調査する必要があります。
携帯電話は使用できません。必ずメモ帳やノートにメモをしてください。
各試験教室に集合してから試験開始までは約三十分の時間あります。
受験会場に時間ぎりぎりに到着した受験生も同様です。受付終了から試験開始までは平等に時間が設けられていますので時間ぎりぎりに到着したことを理由に書類記入の時間がなくなることはありません。
しかし、余裕を持ち不備なく書類を記入することも重要ですので可能であれば早めに試験会場に行きましょう。
試験開始まではトイレや水分補給ができます。
「ここで注意」尿検査があるのでトイレは控えましょう。また、水分補給について警察学校の敷地内では飲料水の購入(自販機含む)ができません。必ず持参しましょう。
試験終了まで外出できません。水分を忘れたら1日中飲めません。
トイレの水なら飲めますが。いやですよね。絶対に水分だけは忘れないようにしましょう。

優先して作成する書類は試験開始前に回収される面接カードです。 調査票は全ての日程が終了した後に回収されます。調査票は必要事項が分からず未記載の項目は後日郵送する等の別個な対応が可能です。そのため、事前に身辺に関する情報は調べてそのメモを必ず持参しましょう。 当日家族等に聞いて判明する項目は例外的に携帯電話で聞くことが許可されます。

③試験開始

試験は試験教室で実施するものと移動して実施するものに分かれます。
それぞれの教室によりスケジュールが異なりますので順不同に説明します。
試験教室で実施する試験は適性検査です。
内容は「クレペリン検査」「短文試験」です。
それぞれの解説は以下の記事を参照してください。

移動して実施する試験とは「面接」「身体検査」「体力検査」を指します。
面接はスーツで行いますが、身体検査と体力検査は持参した運動着に着替えます。更衣室はありません。試験教室で着替えます。
移動を伴う試験では試験室や検査場まで各教室ごとにまとまって行動します。試験教室の外(廊下)で試験官の指示に従い整列して移動します。一人でも遅れると受験者全員が待ち惚けをくらいます。自分が属する試験教室のスケジュールを随時確認して行動してください。
「体力検査」と「身体検査」の解説は以下の記事を参照してください。

面接では、ほとんどの教室(グループ)が柔剣道場で実施します。試験教室から柔剣道場に移動すると入り口で待機させられます。待ち時間は人それぞれです。パイプ椅子がありますので座りながら気持ちを落ち着かせましょう。
しばらくすると試験官から呼ばれます。そして面接を実施するブース(仕切り)の番号を伝えられます。
靴を脱ぎスリッパに履き替えたら柔剣道場に入室です。面接官が待機しているブース(仕切り)に向かいましょう。

面接が終了したら、各試験教室まで個人で移動します。
ちなみに、面接は「圧迫面接」ではありません。
各試験や各検査の間には休憩時間があります。お手洗い、書類記入、着替え、これらの時間に当てましょう。
食事については休憩時間の他に別途用意されています。必ず決められた時間で食事を取りましょう。また、ゴミは捨てられません。持ち帰りましょう。
書類作成に関して「どうしても分からない項目」は、例外的に携帯電話を使用して家族等に連絡を取ることが可能です。各試験教室の担当試験官に承諾を貰い、携帯電話の使用が認められている場所まで移動しましょう。その際に、メモ用紙を渡されます。与えられたメモ用紙に家族から聴取した内容を記入してください。
「連絡が繋がらない」「親族に尋ねたが記入事項である情報が不明瞭である」これらの場合には後日の提出が認められます。一人で悩まずに、担当試験官に相談してください。

受験生
受験生

事前に調べておかなければならない情報とは?

調査票で記載が求められる情報は家族や自分についてのものです。
その詳細について以下の記事で紹介していますので参照ください。
さらに、以下の記事で取り上げている項目に加えて、受験者が所属していた習い事(団体)や所持している資格の情報が必要となります。他の項目と同じく、正式名称や住所、連絡先、所属していた期間、資格ならば発行機関名と交付年月日などの記載が必要です。

④試験終了

全ての試験が終了したら帰宅できます。
終了時刻は各試験教室(グループ)の日程により異なります。荷物をまとめて教室の外に整列してから集団で警察学校の正門まで移動します。
人数を数えて問題がなかったら解散です。

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