【警察官採用試験】二次試験で実施する身体検査の内容とは⁈ピアス跡や持病で不合格になるのか‐気になる疑問を解説します。

警察関係

警察官採用試験における健康診断は一般的な健康診断と同一のものです。
他の企業や会社の採用における健康診断とは合格に繋がる許容範囲が厳しいです。
そのため、健康診断で悪い判定がされると合否に響きます。
一次試験の合格発表から食生活を見直しましょう。肝機能等は日々の食習慣から改善が見込めます。二次試験前の過度な飲酒や暴飲暴食は控えましょう。

受験生
受験生

持病があります。警察官にはなれないのでしょうか。

持病の種類にもよります。
警察官の職務執行に問題がない若しくは問題はあるが極めて軽微であると判断されれば採用されるでしょう。また、近年は警察官志望者の減少や職務の多様化から徐々に採用に関する採用基準が緩和されつつある状況です。
具体的な症例としてヘルニア喘息等は著者の同期に患っている人物がいました。もちろん、症状の限度にはよりますが絶対に採用されないと断言できるものではありません。

受験生
受験生

怪我をしています。警察官にはなれないのでしょうか。

怪我の場合も限度によります。
基本的に合否の基準は、警察学校入校時に健康体で訓練に励めるかを見ています。
採用試験を実施した後、約半年から一年後に警察学校に入校することになります。
その期間で完治できる怪我であれば採用される可能性はあります。また、怪我の度合いが大きくとも本人の実績や経歴から考慮して採用を積極的に認める場合があります。例えば柔道世界大会優勝との経歴があるが、その過程で怪我をしてしまった場合には本人の能力を総合的に評価して判断をします。

身体検査とは、警察官として職務を遂行するに当たり身体が正常に機能するのかを確認するための検査です。他にも、警察官として非行歴がないかなど適当な人物であるかを見極めるために実施します。
身体検査の流れは体育館又は道場等の広い部屋に集められて上半身裸で試験官が指示する内容に従い決められた動作をします。
試験官がお手本で動作する内容を受験者が真似るだけです。その動作は四肢が正常に機能するのか、指が曲がるかなど、職務に欠かせない項目を見ていきます。
その他には歩行検査や直立動作、正座ができるかなど警察学校の生活に支障がないのかを見ます。
身体検査は四肢の動作を検査する以外にも刺青やピアス更には手術痕の確認もあります。
受験者は試験官の指示に従い目を閉じて座って待ちます。その間に試験官が、身体の隅々まで確認をするのです。
厳格な検査を実施する理由は、受験者の中には既往歴や障害の有無を虚偽申告する人物が存在するからです。身体の障害や疾患等からデメリットになると判断して症状や既往歴を隠すのです。

受験生
受験生

ピアス跡が残っています。警察官にはなれないのでしょうか。

ピアス跡が残っていても採用されます。
減点される可能性はありますが、必ずしも不合格になるとは言えません。
著者の同期にも両耳に大きなピアス跡が残っている人物がいました。また、警察学校を卒業してからもピアス跡が残っている警察官は多いなと感じたことから大きなデメリットはないように感じます。

受験生
受験生

身体的な障害があります。警察官にはなれないのでしょうか。

障害の限度にもよりますが厳しいでしょう。例えば、柔道を長年続けてきて筋肉や骨の変形から指を真っ直ぐに伸ばすことが難しい、筋肉があることから歩行する際に腕を後ろに振ることが出来ない、この限度であれば採用される可能性があります。これらの症状は実際に著者の同期や先輩に存在した事例です。

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