あなたが職務質問される理由

警察関係

「職務質問」されて嬉しい方は少ないはずです。
心のどこかでは、警察活動における職務質問の必要性を理解しているものの、つい反発してしまう。
当たり前の感情です。
親でもなければ、友人でもない赤の他人が、根掘り葉掘り自分の行動や私物に対して「アレコレ」と言うのですから、気分が良いものではありません。

「箸の持ち方が悪い」
「早く起きろ」
「勉強しろ」

親の指導ですら、うるせぇなあと感じるのですから、尚のことです。
職務質問とは、指導が目的ではありませんが、任意で「何かしら」の「行為」を「要求」されるのですから、気持ちは良くはないですよね。
そもそも、警察官は職務質問で「何を」目的に活動しているのでしょうか?
もちろん、犯罪の未然防止や、犯罪者の検挙が挙げられますが、実質的には違法薬物の取り締まりです。
警察官職務執行法では「怪しい者」を停止させて質問できる旨が記載されています。しかし「犯罪を犯しそう」「犯罪を犯しただろう」などの主観的な理由で連行する事はできません。憲法で思想の自由が保障されているのですから、事後処理業務が警察官の主な職務となります。
また、違法物所持についても拳銃等の危険物を携帯している者が少ないことから、必然的に職務質問の目的は違法薬物の発見、すなわち「所持品検査」になります。
職務質問では「抽象的」な概念(犯罪の計画や動機、気持ちなど)に頼った活動ではなく、既存の違法行為者を摘発することに要点が置かれているのです。また、現行犯で違法行為者を逮捕するためには証拠が必要です。
これらから、警察官が「違法薬物」所持を根底に、職務質問を敢行しているのだと理解できるはずです。

あなたが職務質問される理由
違法薬物を所持している、すなわち犯罪者かどうか。
そして、犯罪者は警察が嫌いです。何故なら、警察に捕まると不利益を被るからです。
これが、職務質問の「肝」です。
警察官は自身に向けられた「嫌悪感」を察知します。この「嫌悪感」こそが「あなた」が職務質問を受ける所以です。
警察官は嫌悪感を示した対象者に職務質問を行います。
結果「あなた」が職務質問されるのです。
「嫌悪感」を察知する。なにもスピリチュアル的な話ではありません。
誰しも経験があるでしょう。
「こいつ俺の事嫌ってない⁈」
「生理的に仲良くできない」
「話した事ないけど性格合わなそう」

これらの現象は理屈では説明できませんが、人間誰しもが「目には見えない空気」を感じて生活しています。
警察官はこのような「空気」を察知しているのですから「警察官」が「嫌い」な「あなた」は職務質問されるわけです。
なので、職務質問されない方は、生涯に渡って警察官とは「無縁」です。しかし、職務質問される方は、基本的に「毎日」のように警察官と接する羽目になります。
職務質問されたくない方は「警察官」を「嫌い」と「認識」しないように心がけましょう。

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