僕が県警ではなく警視庁を薦める理由

警察関係
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地元の県警と警視庁どちらも合格したけど…

働きやすさ、これは人によって異なります。
ですから、以下に述べる内容は持論に過ぎません。
警察は各都道府県によって管轄が分割されて、それぞれの裁量で統括されます。

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同じ日本の警察組織で、違いがあるのか?


あります。
まず、地方の警察機関では、体育会系が多いです。
ですので、多様性がありません。
合う人は合う。
合わない人は合わない。

そんな環境です。
ですが、警視庁は比較的に人材の多様性を感じます。
規模が大きいのですから、様々な人物が勤務しています。
最先端の技術の取り入れや、時代に応じた捜査、これらを担っている警視庁は常に変化することが求められています。
令和4年に警視庁が掲げている警視庁重点目標では、

○ サイバー空間の脅威に対する総合対策の推進
○ 特殊詐欺根絶をはじめとする犯罪抑止総合 対策の推進
○ 人身安全関連事案等への迅速かつ的確な対応
○ 大規模災害への的確な備えと対応
○ テロ等不法事案の防圧検挙
○ 総合的な交通事故防止対策と安全で快適な交通社会の実現
○ 総合的な組織犯罪対策の推進
変化し続ける社会に即した警察業務の推進

以上の項目を指針に取り入れていることから、多様性に即した人材の雇用に前向きな姿勢であると伺えます。
そのため、多種多様な人材が警視庁では必要とされるのです。
体力で奉公する警察官
知力で奉公する警察官
特殊な技能で奉公する警察官
いろんな人材がいます。
ですから、警察特有の一律化した堅苦しい雰囲気は、地方の警察機関に比べるとその特色が薄いように感じられます。
警視庁は規模が大きく担当する事案も多岐にわたることから、仕事の種類が豊富で個々の能力や性格に応じた部署で働ける可能性が他県警と比べると高いと言えるのです。
さらに、様々な警察官が務める警視庁だからこそ「浮く」ことが少ないと言えます。
著者のような「変わり者」には厳しい警察組織ですが、それでも、数年間勤めあげることができた理由の一つは警視庁の寛容さが理由だったのではないかと思います。
組織の規模が小さいと、性質の同化が図られることから「変わり者」(馴染まない人物)は「悪目立ち」するため「排斥」されてしまいがちです。
しかし、様々な人物が務める警視庁では、組織の同化傾向が他県警と比べて薄いことから、他者と違うことにより疎外される風潮は少ないと言えます。
これが、他府県警にはない警視庁の魅力でしょう。
もちろん、配属される警察署の特色により場の空気感に違いはあります。

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警察学校での教養訓練は6ヶ月から10ヶ月、どんな環境であってもそれくらい我慢すればいいじゃん。

まず、著者が感じたこととして全国道府県の警察学校と比較しても警視庁の警察学校は「緩い」ように思えます。
警察学校での研修は6ヶ月から10ヶ月であり、地元の警察学校が警視庁警察学校よりも「辛い」としても、その利便性から「地元」を選ぶ学生も多いと思います。
将来のことを考えると両親の介護など、住み慣れた地域を離れることは不安です。
多少厳しくとも警察学校での短期間の我慢と地元で働く利益を考えると、あえて警視庁を選ぶ理由がないようにも思えます。
ですから、警察学校の「厳しさの度合い」で就職する都道府県警察を決めることは愚かです。
、このように、考えている読者も多いでしょう。
しかし、将来を視野に入れて考えると「やめないこと」が一番です。
警察官として生きていくことを自らが望んだのであれば確実に「続けられる」環境に身を投じる必要があります。
どんなに「気持ち」や「思い」が強くとも、警察学校の生活に耐えきれず「退職」する人物は大勢います。そのため、「警察官になりたい意思」と「続けていく」力は全く異なるのです。
ならば、将来を考えるあまり「やめて」しまう(地元の警察学校に入校して途中で退職)よりも「続けて」いける警視庁を選択することも視野に入れても良いのではないかと思います。

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具体的に警視庁警察学校と道府県警察学校とでは何が違うの?

著者が警視庁警察学校を薦める一番の理由は「警察学校学生の在籍人数が多い」ことにあります。
簡単に説明すると「何かしら問題を起こしても、自分以上にヤバイことをやらかす学生が存在する」ということです。警察学校では「怒られる」ことが仕事です。
どんな些細なミスでも怒られます。そのような環境で、教官や助教の「怒りの矛先」が他の学生に向けば自己に生じるダメージは軽減されます。
警視庁の採用人数は多く同時期に警察学校に入校する人数が400名近くになることもあるのです。そうなると、数百名もいるのですから自分の他に問題を起こす学生が大勢いることで安心感を覚えます。
警察学校に入ると「怒られてばかり」で、「どうして自分だけできないのだろうか」と、少なからず劣等感を抱くはずです。自分だけ「できない」環境(規模が小さい警察学校)、人数が多いことで「自分以外の学生も共に怒られる」環境(警視庁警察学校)、どちらが良いでしょうか。
続いては、警察学校での授業や規則についてです。
警視庁の警察学校では、課外や休日等には携帯電話が返却されて自由に使用することができます。しかし、道府県の警察学校では携帯の使用は休日のみなど制約が警視庁と比べて大きいようです。ですから、警視庁の警察学校に入校する際に携帯電話の契約プランを変えたことで入校以後に通信制限に悩まされる学生の話はよく聞きます。
警察学校に入校するに当たり心配事の一つとして「体力面」が挙げられるかと思います。
著者も警察学校を卒業後に知り驚いたのですが、警視庁警察学校の授業には「警備実施」がありません。「警備実施」とは、機動隊の装備で大盾を持ち部隊行動(走ったりとか)をする訓練です。
他にも、他府県警の友人に話を聞くと警視庁警察学校で行う運動量は少ないと指摘していました。
警察官は犯人と対峙して逮捕するために体力は必要不可欠です。そのため、このような警視庁警察学校の風潮が正しいのかは分かりませんが、少なくとも体力に自信がなく警察官になりたい人物からすれば警視庁は敷居が低いと言えます。

知っての通り警視庁の給料水準は他の警察機関と比べて高いです。他にも勤務形態として警視庁では四交代制を採用しています。他府県警では三交代制を採用している場合が多いです。
三交代制と四交代制の違いは「勤務時間の長さ」です。
嚙み砕いて説明すると四交代制では一回で就く勤務時間が短いことが特徴であり、体力にゆとりを持たせて働くことができます。

コメント

  1. 山野 愛 より:

    警視庁か地元警察か悩んでおりましたが、とても参考になりました。
    4交代制は良いですね。
    ありがとうございました。

    • 坂田章敏 より:

      コメントありがとうございます。警視庁は4交代制が特徴であり勤務時間が短いことから体にかかる負担が少ないと感じられます。しかし、警視庁の場合は110番の件数が多いことから休憩が取れず、「扱いが少なく休憩をとれることから勤務時間が長い地方の警察のほうが楽である」と考える人もいます。

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