警察学校で必要な持ち物とは。入校前に必ず読みたい事前情報‐学校生活が大きく変わります。警察学校で困らないため、ないと後悔する持ち物を元警察官が徹底解説します。

警察関係
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筆者
筆者

本記事では「警察学校」に「持ち込むことで生活が捗る持ち物」を紹介します。
元警察官である筆者の経験を交えて、警察学校で後悔しないためのライフハックを伝えます。
(※警視庁の警察学校に限る)

警察学校に入校するためには事前の準備が必要です。
警察学校は大卒が6ヶ月、高卒が10ヶ月の全寮制の環境で警察官として必要な教養や技能、知識を学びます。
そのため、警察学校に入校すると半年以上の期間を警察学校で生活しなければなりません。
この期間を「有意義」に過ごすためにも「事前の準備」を怠ると「大きな後悔」をします。
筆者は、実際に「準備を怠り」警察学校の生活で「大きな後悔」をしました。
警察学校に入校してからでもどうにかなるだろう」そう考えていたからです。
しかし「どうにもならない」ことが現実です。
まず、警察学校に入校するための事前準備とは「あらかじめ必要な知識や情報、技能のこと」「持ち物など」この二つに分かれます。
本記事では「持ち物など」を解説しますが、「あらかじめ必要な知識や情報、技能のこと」については以下の記事で紹介しています。

警察学校での生活が「持ち物」により大きく左右される理由は、時間が制限される(自由時間が少ない環境で課題等のやるべきことが多い)環境では、些細なことでも効率よく熟す必要があるからです。
その具体例を挙げると、警察学校では制服を着用するため「身だしなみ」については非常に厳しく、制服に「しわ」があるだけも許されません。
そのため、課外の時間(自由時間)で「アイロン」を制服に掛けるのですが、その時間も短いため「性能が低いアイロン」を使うと間に合いません。
筆者は「約半年のために値段が高いアイロンを買うのは馬鹿馬鹿しい」と考えていた結果、警察学校では「大きな後悔」をしました。
さらに、警察学校では「外出が制限」されるため、必要な「持ち物」をその都度購入することができません。
もちろん、警察学校には売店がありますが「品揃えが悪く」また「売店を使用できるタイミング」も限られています。
このことから、警察学校の生活で「あったほうがいいもの」については「必ず」入校前に「あらかじめ準備」しておきましょう。

警察官採用試験に合格すると警察学校に入校することができます。
そして、合格者を対象に「入校の案内」が「郵送」されることかと思いますが、そこには「入校に必要なもの」について「段ボール」に梱包して警察学校に送るための手続きが記されています。
本記事では、主に「警視庁の案内」には列挙されてはいないが「警察学校の生活であったほうがいいもの」を紹介します。

段ボール

必要な荷物は入校前に「段ボール」に入れて警察学校に送ります。
その「段ボール」ですが、入校後は再利用します。
用途は、制服や装備品を受領する際「段ボール」に詰め込む作業で必要になります。
そこで、耐久性が低い「段ボール」だと、制服や装備品を入れる際の重量に耐えきれず壊れたりします。
警視庁の警察学校では、制服や装備品を受領する行事は入校後の重要な位置付けのため「途中で落としたり」「制服や装備品を入れる段ボールを地面に置いてはならない」など「してはならない」ことが多くあります。
そのため、入校前に準備する「段ボール」によって、その後につながる行事の「負担」が変わるのです。
本記事では、警察学校で活用できる「耐久性」が強い「段ボール」を紹介します。
筆者がお勧めする「段ボール」は「クロネコヤマト」です。
警察学校の入校案内で指定されたサイズの「段ボール」を「クロネコヤマト」で購入しましょう。
クロネコヤマト」の「段ボール」は営業所で購入できます。

アイロン

警察学校から送られてくる入校案内にも「必要な持ち物」として「アイロン」がリストアップされています。
しかし、適当な「アイロン」を持ち込むと後悔します。
筆者は実際に後悔しました。

筆者
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約半年のために「高いアイロン」を買うのは馬鹿馬鹿しい。と、警察学校に入校する前までは思っていました。

警察学校での生活は自由時間(課外)を上手く活用することが重要です。
その理由は、警察学校では「忙しい」ことから「やること(課題など)」を効率的に終わらせる必要があるからです。
アイロン掛けもそのうちの一つです。
警察学校では「身だしなみ」には非常に厳しく「シワ」の一つすら許されません。
そのため、アイロン掛けが重要なのですが、性能が低い「アイロン」だと時間がかかります。
なので、警察学校に入校する際に準備する「アイロン」は「妥協」することはせずに「性能が高い」ものを購入しましょう。
こればかりは「本当に後悔」します。

長袖用アイロンマット 

アイロンを掛けるためには「アイロン台」が必要です。
「アイロン台」は警察学校に持ち込むかと思いますが、その他にも「長袖用アイロンマット」を持ち込むことを勧めます。
警察学校では制服にアイロンを掛けるのですが、そこでは「袖」の「シワ」も残すことはできません。
袖に効率よくアイロン掛けをするために「長袖用アイロンマット」を購入することを勧めます。

ズボン用ハンガー

警察学校では「アイロン掛け」をした「制服」を「シワ」にならない状態で保管しなければなりません。
通常のハンガーに「ズボン」を掛けていると「シワ」ができてしまうので「ズボン用」の「ハンガー」を用意しておきましょう。

衣料用のり剤(キーピング)

警察学校では「身だしなみ」が大切です。
制服に「シワ」がないことはもちろん、ズボンに関しては特定の箇所に線をアイロンで入れる必要があります。
このことを業界用語で「ケツブイ」と呼ぶのですが、その由来は臀部(ズボンの裏面)から脚部にかけて「V字」のように筋を入れるからです。
アイロン掛けで、この「ケツブイ」が薄いと「怒られる」ことになるため、「衣料用のり剤」が必要となるのです。

医療品

警察学校の売店には「医療品」の「取り扱い」がありません。
「頭痛・腹痛・咳・目まい」など、各症状に対応した市販薬を一通り揃えておきましょう。
さらに「リップクリーム」や「ハンドクリーム」、「目薬」など、これら商品も売店にはありません。
必要であれば荷物に入れておきましょう。

包帯・湿布

警察学校では、逮捕術や柔剣道など、術科訓練の影響で「湿布や包帯」が必要になる場合が多いです。
特に「逮捕術」は「木製の警棒」で「殴り合い」をするため、身体に痣ができます。

筆者
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「逮捕術」は「マジで痛い」です。

特に、逮捕術における「打ち込み」では「肩」を「木製の警棒」で「おもいっきり殴打」するので「肩が腫れあがり」ます。
そのため、「湿布や包帯」が必要となるのですが、警察学校の売店では在庫が少ないため「湿布や包帯」は「すぐに品切れ」になります。
警察学校に入校する前に「湿布や包帯」を大量に用意することを勧めます。

ワセリン

男性には必須のアイテムです。
特に夏場は汗を多くかくことから「股ずれ」を起こしやすいです。
警察学校では「教練」と呼ばれる訓練があり、そこでは「隊列」を維持しながら行進するなど、長時間歩き続けることから「股関節」付近の皮膚に負担がかかります。
筆者は、教練を通して「股ずれ」が悪化してしまい、股関節周りの皮膚が膿んでしまいました。
このような事態を防ぐためにも「ワセリン」が必要なのです。

整髪料

整髪料は必ず「必要」です。
警察学校に入校すると「写真」を撮影する機会が多くあります。
警察手帳で使用する顔写真も警察学校で撮影します。
一見して「警察学校に入校したら短髪にされるから整髪料は必要がない」と思われますが、そもそも、現在の警察学校では「坊主は禁止」です。
その理由は「市民に威圧感を与える」からです。
なので、整髪料で髪型を整える必要があります。

筆者
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筆者が、警察学校に属していた時代には「短髪」にされた上で「七三分け」にするようにと矛盾する指示を受けた記憶があります。短い髪の毛を引っ張って整髪料で無理やり「七三分け」に固定した記憶は今でも残っています。

警察学校では「身だしなみ」には厳しいので「寝ぐせ」は許されません。
そのため、警察学校の売店でも整髪料の取り扱いはありますが「売れ切れ」になるので入手が困難です。

封筒

「封筒」は用意しておくことで活用できる場面が多々あります。
集金をしたり、配布物(小物)をまとめたり、このような場面で封筒が役に立ちます。
警察学校に持ち込んでも損はしないと思います。

付箋

筆者の経験から「付箋」は「持っていくべきだった」だと後悔しています。
その理由は、様々な用途で使用したからです。
まず、学習面において付箋は当然に使いますし、書類や課題を提出する場面で教官や助教に報告がある際には付箋を利用していました。
警察学校の売店にも販売していますが、あらかじめ警察学校に持ち込んでおくと便利です。

クリップ

警察学校の生活で「クリップ」は多く使用しました。
教官や助教に提出する書類の中には「クリップ」で「まとめる」など、所定の方法が定められていました。
そのため、警察学校において「クリップ」は間違いなく使用します。

ハサミ・カッター・接着剤

警察学校では、書類作成があるため事務用品である「ハサミ・カッター・接着剤」は欠かせません。
接着剤は状況に応じて使い分けられるように「木工ボンド」「瞬間接着剤」「スティックのり」「テープのり」など持ち込むことを勧めます。
「木工ボンド」については、軽作業で活用します。
「瞬間接着剤」は、支給品など備品を破損させた状況において「教官や助教」に「バレないように」その破損させた備品を復元させるために使用しました。
「スティックのり」や「テープのり」は、書類の作成で使います。
「スティックのり」や「テープのり」は、警察学校の売店で購入が可能ですが「瞬間接着剤」に関しては取り扱いがないので、入校前に必ず用意しましょう。

クリアファイル・クリアブック

「クリアファイル・クリアブック」は、書類整理や学習面で活用できます。
警察学校に入校すると、多くの書類を渡されるのですが、これら書類を整理するためには「クリアファイル・クリアブック」が欠かせません。
もちろん、警察学校の売店でも購入は可能なのですが、入校後の一定期間は売店の使用が禁じられているため、はじめの段階で手元に「クリアファイル・クリアブック」がないと「不便」です。
「クリアファイル・クリアブック」は、必ず準備しておきましょう。

長い定規・ガムテープ

「長い定規・ガムテープ」は、事務作業や書類作成、荷物整理で使用します。
ここで重要なことは「普通の定規」ではなく「長い定規」が必要な点です。
警察の書類では「A4サイズ」の用紙を「切る」場面が多々あります。
そのため「A4サイズ」の用紙を直線に切るために「長い定規」が必要なのです。
警察学校の売店でも購入は可能なのですが、入校後の一定期間は売店の使用が禁じられているため、入校前に準備しておきましょう。

穴あきパンチ

「穴あきパンチ」は、事務作業や書類作成で使用します。
筆者が警察学校に属していた時期は、売店に「穴あきパンチ」はありませんでした。
「穴あきパンチ」を使用する場面は、必ずあるので用意しておいても損はしないでしょう。

ジェットストリーム単色

警察学校には、細かい規定があります。
その中で「ボールペン」は「ジェットストリーム」しか「使用」してはならないとの「ルール」です。
ジェットストリーム」とは、三菱鉛筆が販売する「ボールペン」の「ブランド名」です。
そのため、警察学校に持ち込む「ボールペン」は必ず「ジェットストリーム」を用意しましょう。

洗剤(ジェルボール)

警察学校の生活でも「洗剤」は必要です。
そこで、筆者のお勧めは「ジェルボール」です。
その理由は、使い勝手が良いからです。
警察学校は全寮制のため、複数名で洗濯機を共有します。
通常の洗剤と柔軟剤では、入れる容量や容器の持ち運びに時間が掛かります。
そのため、「洗剤」は「ジェルボール」を勧めます。

汗拭きシート

「汗拭きシート」は、特に夏場は必須のアイテムです。
警察学校の売店でも購入は可能なのですが、入校後の一定期間は売店の使用が禁じられているため、入校前に準備しておきましょう。

洗濯用ネット

警視庁から送られてくる入校案内にも「洗濯用ネット」が「入校に必要なもの」として記載があるかと思いますが、予備用として複数「洗濯用ネット」を持ち込むことを勧めます。
警察学校は全寮制のため、複数名で洗濯機を共有します。
そのため、毎日「洗濯用ネット」を使用するので、途中で壊れる可能性が高いです。
予備を含めて3枚以上「洗濯用ネット」を準備しましょう。

ウタマロ石鹼

警察学校では「身だしなみ」には非常に厳しいです。
そのため、制服に「汚れ」があることは許されません。
特に、制服の「襟首」は「黄ばみ」が目立ちます。
その汚れを綺麗に落とすために便利なアイテムが「ウタマロ石鹼」です。

コンタクトレンズ・曇り止め

警察学校に入校するのであれば、「眼鏡」から「コンタクトレンズ」に切り替えることを勧めます。
その理由は、眼鏡だと「紛失するリスク」と「拳銃訓練で視界が曇る」ことがあるからです。
コンタクトレンズであれば「紛失」したとしても「問題」にはなりませんが、眼鏡の場合は「紛失」すると厄介です。
警察学校では「物をなくす」ことについて、厳しい指導の対象となります。
そのため、「コンタクトレンズ」であれば紛失したとしても「発覚することはなく」「新しいコンタクトレンズに付け替える」だけで済みますが、眼鏡の場合には「紛失したことは確実に発覚」します。
ほかにも、警察学校では拳銃訓練があるので、射撃の際には「ゴーグル」を着用することで「眼鏡」を掛けている場合は必ず視界が曇ります。
もしも、眼鏡を掛ける場合には絶対に「曇り止め」は用意しましょう。
以上から「眼鏡」よりも「コンタクトレンズ」を勧めます。

乗車用ICカード

「乗車用ICカード」である「Suica」や「PASMO」は、必ず「無記名」のものを「複数枚」準備しましょう。
その理由は、紛失したのち、いずれかで拾得されて「怒られる」状況が絶えないからです。
筆者の経験ですが、警察学校では、売店などで財布の中身を出し入れするため「ICカード」の置忘れから拾得が多くありました。
無記名であれば拾得されても「持ち主が特定」されません。
さらに、複数枚持ち込むことで生活に支障が生じる状況を避けることができます。

窓拭きワイパー

「窓拭きワイパー」は、清掃で居室の窓を拭く際に使用します。
筆者が警察学校に属していた時期は、売店に「窓拭きワイパー」はありませんでした。
購入しておきましょう。

ウィンドブレーカー(フードなし)

警察学校で過ごす期間で「冬場」が被っている場合には「ウィンドブレーカー」が必要です。
警察学校の生活では、起床後と就寝前には「点呼」があり、川路広場と呼ばれる場所(野外)で行います。
冬場でも野外の川路広場で「点呼」を行うため、防寒対策として「ウィンドブレーカー」の着用が認められているのですが「フードなし」と定められいます。
ウィンドブレーカー」を警察学校に持ち込む際には「フードなし」を購入しましょう。

爪切り

「爪切り」は日常生活に欠かせません。
必ず準備しましょう。

蝋(ロウソク)

警察学校で「蝋(ロウソク)」が必要な理由を説明します。
その用途は、装備品である「拳銃入れ」や「手錠入れ」の取り外しボタンが固いことから、通常点検(装備品の取り出し動作)において動作の妨げになる状況を防ぐために「蝋(ロウソク)」を活用します。
「蝋(ロウソク)」を、固い箇所である「ボタンの凸凹」に「擦り付けると」滑らかになるため、外しずらい「ボタン」が緩くなります(※「蝋(ロウソク)」を熱したり着火する必要はありません。そのまま擦り付けてください)。

延長コード・予備充電器

「携帯電話」の「充電器」や「充電ケーブル」は予備を準備しておきましょう。
「延長ケーブル」も持ち込みを勧めます。
警察学校の居室では「コンセント」と「ベッド」まで距離が離れています。
そのため、「寝転がりながらスマホを操作」するためには「延長ケーブル」が必要です。

捺印マット

「捺印マット」を「忘れる」方が多くいます。
ちなみに、「捺印マット」の代用は、適当な用紙を重ねて厚みをつくり、その上から印鑑を押せば綺麗に押印できます。

腕時計(G-SHOCK)

警察学校の生活では、時間に縛られることから「腕時計」の着用は必須です。
そして、警察学校では「G-SHOCK」の購入を勧められます。
その理由は、正確な時間を表示する電波時計であること、警察官の職務に耐えられる丈夫な腕時計であること、これらが挙げられます。
そのため、あらかじめ「G-SHOCK」の購入を勧めます。

筆者
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